映画
今月の映画館へ行ってきたよ報告です。 映画館で観た作品は以下の通り。 ゴールデンカムイ ネクスト・ゴール・ウィンズ 夜明けのすべて このうち『夜明けのすべて』に関しては好きすぎて記事にしました。良かったらお読みください。 nhhntrdr.hatenablog.com…
※注意!『夜明けのすべて』のネタバレがあります。 映画館から帰ってきた直後に、この記事を書いている。 嬉しい。こんな作品に出会えて、映画館で観ることができて、本当に嬉しい。何が良かったかをひと言で言うのは難しいけれど、観ている間、とても幸せな…
※注意!『青春残酷物語』『戦場のメリークリスマス』『日本の夜と霧』『絞死刑』のネタバレがあります。 ※あくまでも私感です。また、特定の国や集団を責める意図はありません。本文の内容は、あくまで作中における意味合いを勝手に推察した上で述べているも…
※注意!『青春残酷物語』のネタバレがあります。 「松竹ヌーヴェル・ヴァーグ」と呼ばれたムーブメントの走りとなった作品。監督は大島渚、1960年6月3日公開。 戦って敗北した者たちの物語 主人公・清と真琴の戦い だから、この物語は「残酷」だ 戦って敗北…
先月に引き続き、今月の映画館へ行ってきたよ報告でございます。 今月映画館で観た作品は以下の通り。 コンクリート・ユートピア 笑いのカイブツ カラオケ行こ! 哀れなるものたち 一番好きだったのは『笑いのカイブツ』で、この作品は感想記事も書いていま…
※注意!『笑いのカイブツ』のネタバレがあります。 突然だが、私は関西出身の人間だ。20代まで関西で生まれ育ち、その後関東に移り住んで十年以上が経った。つまるところ私という人間の土台を作っているのは関西の風土や文化である。だが、十年以上離れて暮…
『PERFECT DAYS』について感想を書こうとして、ふと戸惑う。普段、私は何かの作品の感想を書く際にネタバレ注意喚起をするのだが、この作品について書くことがネタバレになるのかどうか。ネタバレのことを英語では「Spoiler」と呼ぶらしい。「spoil(台無し…
※注意!『コンクリート・ユートピア』のネタバレがあります。 韓国発のディザスター映画である『コンクリート・ユートピア』。今現在の日本国内の状況的に、どなたにでもオススメできるものではないが、主題は災害そのものではなく「極限の状況下における人…
先日、こういう記事を書いた。 nhhntrdr.hatenablog.com ざっくり説明すると、ふとしたきっかけで普段なら絶対に見ないであろう映画を見たところ、これが最高の作品だった!今まで食わず嫌いしていた作品にも、私の好みに合うものがあるかもしれない!もっと…
※注意!『ウィッシュ』のネタバレがあります。 はじめに 不満点 ストーリーが観念的すぎる 「マグニフィコ王、最恐じゃなくね?」問題 それでもなお、私は『ウィッシュ』が好きだ! 絵本のような世界 歌が良い! 最後に はじめに ディズニー100周年記念作品…
※注意!『FALL/フォール』のネタバレがあります。 私は食わず嫌いをしがちなタイプの人間なのだが、食に限らず映画や読書においてもこの気質が発揮されてしまう。今、パッとこのブログの映画カテゴリの記事を確認してみたのだが、そこそこジャンルの偏ったラ…
※注意!『ゴジラ-1.0』のネタバレがあります。 現在公開中の『ゴジラ-1.0』を観賞してきた。観賞済みの方々の評価が高かったことから、「観なければ!」という使命が急激に湧いてきたのだ。重い腰を上げて行ってきたわけだが、それだけの価値はあったと思う…
映画観賞において感情を動かされるというのは大事なことだと思う。ハッピーになる、泣けるというポジティブなものだけでなく、悲しくなる、怒りを覚える、絶望を感じる等々、ネガティブな感情の動きだって、映画観賞の醍醐味だろう。2時間も観て何も感じず、…
※注意!映画版『美しい星』のネタバレがあります。 三島由紀夫の同名小説を原作とした作品。あらすじは以下の通り。 “当たらない”お天気キャスターの父・重一郎、野心溢れるフリーターの息子・一雄、美人すぎて周囲から浮いている女子大生の娘・暁子、心の空…
※注意!映画版『メタモルフォーゼの縁側』のネタバレがあります。 あらすじ 優しさにあふれた作品 安易に泣かせません! あらすじ 毎晩こっそりBL漫画を楽しんでいる17歳の女子高生・うららと、夫に先立たれ孤独に暮らす75歳の老婦人・雪。ある日、うららが…
※注意!『西部戦線異状なし(1930年版)』のネタバレがあります。 あらすじ 戦闘シーンの迫力 コメディリリーフ的なキャラクター 侵されていく人間性 希望が叩き潰される 最後に あらすじ 欧州大戦に於て西部戦線の戦いたけなわなる頃。ドイツのある町の学校…
※注意!『三島由紀夫vs東大全共闘』『アビゲイル・ハーム』『アラビアのロレンス』のネタバレがあります。 『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』 『アビゲイル・ハーム』 『アラビアのロレンス』 『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』 がっつり感想…
突然で申し訳ないが、現在肩が痛くて仕方がない。2ヶ月前ぐらいからだろうか。肩甲骨の辺りにゴリゴリした凝りが生じてきた。肩こりになるのは之が初めてではない。ただ、いつもなら上半身のストレッチを続けたら治っていたのだが、何故だか今回は治まってく…
以前は「大島作品の感想記事リンク集」として他の作品の感想記事と共にまとめていたのですが、『戦メリ』の感想や関連記事が増えたので独立させました。 感想記事 番外編:ヴァン・デル・ポスト著『新月の夜』感想 関連書籍について 軽く『戦メリ』に触れて…
※注意!『戦場のメリークリスマス』『影の獄にて』『絞死刑』のネタバレがあります。 個人的には『戦メリ』は群像劇だと思うし、セリアズ、ロレンス、ヨノイ、ハラのそれぞれが主人公なのだと考えている。ただ、その中でもセリアズを軸にして物語を見てみた…
※注意!『絞死刑』のネタバレがあります。 ※人名は全て敬称略としております。 大島渚監督作品。1968年公開。 主人公Rのモデルは、実在の死刑囚・李珍宇(り・ちんう、イ・チヌ)。女子高生が殺された小松川事件の犯人として、1962年に死刑を執行された。 ja…
現在、国立映画アーカイブで大島渚展が開催中だ。それに伴い、大島監督の作品の上映会も行われている。 ※2023年7月現在、上映会は終了しています。展示会は8月6日まで。 ※展示会も終了しました(2023年8月23日追記) www.nfaj.go.jp というわけで私も『無理…
※注意!『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』『モアナと伝説の海』のネタバレがあります。 『殻を破る』=変革する主人公たち 変革した実例 『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』 『モアナと伝説の海』 象徴的な死 『殻を破る』=変革する主人公たち…
※注意!『戦場のメリークリスマス』のネタバレがあります。 ヨノイのメイクについて、考えなくてもいいのに考えてみた 自然主義的な描き方をされている『戦場のメリークリスマス』の中で、例外となるのがヨノイのメイクなのではないだろうか?いかにも「メイ…
※一応、軽く展開に触れることもあると思うので、まっさらな状態で『PLAN75』を観たい人は、ご注意ください。逆に、今回は全面的に私の感じたことしか書かない予定なので、どんな話の流れかを知りたい方のご期待には応えられない記事かと思います。
※注意!『ラストエンペラー』のネタバレがあります。 先日、劇場で鑑賞して感動した『ラストエンペラー』。いやあ、本当に劇場での鑑賞は良かった!というわけで、『ラストエンペラー』が如何に劇場で見るべきな映画なのかは以下の記事で書いておいた。 nhhn…
以前にも記事で書いた通り、現在『戦場のメリークリスマス』が全国上映中だ。 上映館に行けば、ポスターやTシャツ、トートバッグなどのグッズも買えるし、新宿武蔵野館では関連資料やボードの展示も行われている。戦メリコラボ実施中のレストランへ行けば、…
2023年1月16日現在『戦場のメリークリスマス』が上映中だ。先日は5時間にも及ぶ配信イベントがあったし、13日の上映開始以降は東京や横浜のタイアップ店舗で戦メリにちなんだフードやドリンクが楽しめるようになっている。今『戦メリ』が熱い。『戦メリ』祭…
大島渚作品についての記事をまとめてみました。随時更新予定。 ちなみにブログ主の推し作品は『日本の夜と霧』『日本春歌考』『無理心中 日本の夏』『夏の妹』。大島作品常連俳優で好きなのは戸浦六宏さんです。 【2024/2/2追記】作品公開順に順番を入れ替え…
本日、ヒューマントラストシネマ渋谷で『ラストエンペラー』を観てきた。正直なところ、ネットでチケット予約した直後から「チケット取っちゃったけど、渋谷まで行くのダルい…」と及び腰になっていた。『ラストエンペラー』ならブルーレイ持っているから、い…