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映画や本の感想など。ネタバレ全開なので、ご注意ください。

ブログ記事を書くときには、勢いに乗ったまま書き切るべきだと思い知った

先週、ブログ用の記事を書いていたのだが、途中で止まったままになっている。どういう内容だったかというと、1997年の『タイタニック』公開時に映画館に行ったときの話。あの日、私は映画上映前にドリンクを飲みまくったため、上映の真っ最中に尿意に悩まされたという内容だ。たったそれだけの話だ。たったそれだけの話を大げさに、ドラマチックに書こうとしていたのだが、書き上げる前に中断し、続きを書くことがないまま何日も経過した。こういう馬鹿馬鹿しい話は、書き始めた勢いのまま書き切るべきだった。脳内麻薬が分泌されている状態で、何も考えずにキーボードを叩きまくるべきだった。

記事作成を中断して数日後。今の私はいわゆる賢者モードだ。そんな賢者モードの私では、『タイタニック』を観ている最中にトイレに行きたくなったという話を書ける気がしない。

 

そういうわけで、せっかくブログの記事を一本書けそうだったのに書けなくなったので、供養のためにこの記事を書くことにした。せっかくなので、あの頃の私の尿意の発生からピークまでを箇条書きにして紹介しようと思う。

  • 上映開始前、レストランにてお冷やだけでなく、クリームソーダまで頼む。
  • 映画館の売店でコーラを買い、上映中にズビズビ飲みまくる。
  • 結果、ジャックとローズがタイタニックの舳先で両手を広げる例のシーンのあたりから、膀胱に不穏な空気が漂い始める。
  • 三等船室でのパーティシーンの頃には、尿意が確定的なものになる。
  • タイタニックが氷山にぶつかる。この後すぐに沈むだろうと考えていたので、エンドロールまで耐えようと決意。実はタイタニックの氷山激突は映画の真ん中あたりのシーンで、この後も物語は続くのだった。
  • 終盤のシーンに差し掛かったところで我慢の限界が来た。ホイッスルを吹くローズを尻目にトイレにダッシュし、人としての尊厳を死守する。

ざっくりとした内容は以上となる。この経験がもとで、私は映画やコンサートの前は極端に水分摂取を控えるようになった。飲むのは口を湿す程度で、がっつり飲むのは公演後まで我慢する。身体に悪いので、あまりオススメはしない。

余談だが、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を観に行ったとき、隣に座っている人がエンドロールに入った瞬間、それまで口にしなかったドリンクをぐびぐび飲み始めたことがある。勝手ながら「同志がいる!」と思ったっけなぁ。

 

 

あと、生理現象つながりで、映画観賞中の眠気について触れるつもりでもあったのだが、これこそ特に語るべきドラマチックな出来事などないので、賢者モードの私は語らずにおこうと思う。

ちなみに私が人生で初めて映画館で寝た作品は『クライシス2050』です。わかる人だけ笑ってください。