『「最強!」のニーチェ入門 幸福になる哲学』を読んだ。
過去に私は『かぐや姫の物語』のクライマックスでガチ泣きをしたことがある。この涙は何なのだと自分でも混乱したりしたものだが、当時の私にこのニーチェ本を渡せるものなら渡したかった。あの時感じたのは、純粋な絶望だったのだな、と思う。
そんなことを思い出したので、久しぶりに「天人の音楽Ⅰ」「天人の音楽Ⅱ」を聞きながら読み進めた。
で、さらに読んでいるうちに、『アバウト・タイム』のクライマックスに毎回泣かされる理由も何となくわかったりした。『アバウト・タイム』のクライマックスについては、最近記事を書いたばかりだ。
とにかくなぜあのシーンが心に突き刺さってくるのかをあーだこーだ書き散らしたりもしたのだが、数日前の私にもこのニーチェ本を読ませるべきだったな、と思う。何というか、お釈迦様の手のひらの上の孫悟空のような気分。
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