映画っていいねえ。本っていいねえ。

映画や本の感想など。ネタバレ全開なので、ご注意ください。

読書

金蓮花『銀葉亭茶話』シリーズの思い出を語ってみる

※注意!『銀葉亭茶話』シリーズ各巻のネタバレがあります。 中学生の頃にハマり、今でもたまに読んでしまう作品がある。コバルト文庫から刊行されていた『銀葉亭茶話』シリーズだ。 小学校高学年の頃はもっぱらコバルト文庫ピンキーの作品を購入していたので…

ヴァン・デル・ポスト『影の獄にて』を読みながら『戦場のメリークリスマス』をもう一度考えてみる

※注意!『戦場のメリークリスマス』、ヴァン・デル・ポスト『影の獄にて』のネタバレがあります。 先日『戦場のメリークリスマス』の感想を書いたのだが、その際に繰り返し本編を見たことで、うっかり『戦メリ』熱が再燃してしまった。(コメントをいただい…

アーシュラ・K・ル・グウィン『オメラスから歩み去る人々』を読みながら、罪悪感について考えてみる

※注意!アーシュラ・K・ル・グウィン『オメラスから歩み去る人々』のネタバレがあります。 『オメラスから歩み去る人々』を知ったのは、BTSの「Spring Day」のMVを見たのが(そして、MVの考察サイトを閲覧しまくったのが)きっかけだった。 www.youtube.com …

桐野夏生『夜の谷を行く』についての雑感

※注意!桐野夏生『夜の谷を行く』のネタバレがあります。 以前にお伝えしていたプライベートでのバタバタがひと段落して、ようやく自宅に戻ってきた。一ヶ月ほど家を離れて故郷にいたことになる。今は久しぶりの我が家でダラダラしているところだ。「とにか…

『孫子』を読むなら、元阪神監督・岡田彰布氏のコメントを解読するデイリースポーツ記者の気持ちになってみようという提案

私事だが、今年の7/10に開催された三国志学会主催の「第7回“三国志”の作り方講座」に参加した。 sangokushi.gakkaisv.org このときのテーマが三国志研究の第一人者・渡邉義浩先生による「後漢末から三国時代における教育」で、三国時代を生きた人々がどの機…

『ヒカルの碁』ネタバレ感想――少年は成長し、やがて親殺しを果たす

※注意!ほったゆみ、小畑健『ヒカルの碁』のネタバレがあります。 今年で『ヒカルの碁』20周年だそうで、うわぁ、もうそんなに経つのか、早いなぁ、私も年を取るわけだ、と思った次第である。 かつて囲碁ブームを巻き起こしたこの作品。これをきっかけに囲碁…

「主人公が成長しない作品」に対する雑感。三宅隆太『スクリプトドクターの脚本教室・初級篇』を読みつつ。

※注意!映画版『ディア・エヴァン・ハンセン』のネタバレがあります。 映画や小説をはじめとするストーリーもののレビューに対して、ちょくちょく「主人公の成長が見られない」という指摘を見かける。かく言う私も主人公の成長が感じられないと、割とモヤモ…

村田沙耶香『コンビニ人間』ネタバレ感想――そうだ!私は人間ではなかったのだ!

※注意!村田沙耶香著『コンビニ人間』のネタバレがあります。 「あー、コンビニ好きな人の話なのね」と思っていたら、そうではない。コンビニを命がけで愛している人の話だった。

思春期を描いた名作を読みつつ、あの頃のギラギラした苛立ちについて考えてみる――原田宗典『十七歳だった!』、綿矢りさ『インストール』『蹴りたい背中』

今回はネタバレをしない予定なので、いつもの注意書きはナシの方向で。思春期についての話である。

あの凶悪犯と私たちは全く違う人間だと断言できるだろうか?――加賀乙彦『悪魔のささやき』

※注意!映画『教誨師』のネタバレがあります。

『鬼滅の刃』の考察記事にアドレナリンが出た!

※注意!『鬼滅の刃』についてのネタバレあり。 realsound.jp とても面白い記事だった! 「うわ〜、こういう考え方が好きだわ〜」と思いながら、楽しんで読ませていただきました、感謝感謝。

綿矢りさ『かわいそうだね?』ネタバレ感想――彼氏と元カノが同棲!?辛くイタい三角関係

※この記事には、綿矢りさ著『かわいそうだね?』のネタバレがあります。 綿矢りさ『かわいそうだね?』を初めて読んだときは、主人公の樹理恵にひたすら感情移入しながら読んでいた。