今月の映画館へ行ってきたよ報告です。
映画館で観た作品は以下の通り。
- ゴールデンカムイ
- ネクスト・ゴール・ウィンズ
- 夜明けのすべて
このうち『夜明けのすべて』に関しては好きすぎて記事にしました。良かったらお読みください。
『ゴールデンカムイ』、私は原作未読なのですが、それでも充分に楽しめました。冒頭のアクションシーン、塹壕戦であることを生かした内容になっているのに痺れたな~。
夫が金カムファンで、ちょこちょこ原作の内容について聞いてはおりました。その中でシマエナガに関するエピソードについて、私はずっと「杉元ひでぇ奴だな!」と思っていたのですが、今回映画を見て認識が改まりました。杉元、可愛い動物大好き人間なんですね。私も私も!そんな可愛い動物を愛している人が、シマエナガちゃんをああせねばならぬほどに追い詰められていたんですな!杉元、ひどい人間扱いしちゃって申し訳ない!
『ネクスト・ゴール・ウィンズ』、さすが『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ監督作ということで、テンポは良いし、必要以上に湿っぽくならないし、終始楽しんで観賞できました。「負け犬たちの人生逆転もの」ジャンルになるのでしょうかね。ということで、序盤から中盤までは負け犬パートになるわけです。これにあたって、主人公たちの惨めさの描写が容赦なく、そして面白い!例えば左遷されたサッカー監督の主人公が飛行機に乗っている最中、隣の人の肘によって体を縮こめざるを得なかったり、スーツケースのキャスターがひとつ欠けていたり、上手いことひげ剃りができなかったり。こんな細かいことの積み重ねで、上手く行かない感を伝えているんですね。だからこそ、逆転に転じたときの爽快感があるわけで。
自分らしさを大切にしつつも、相手の文化や考え方も尊重する。現代らしさをきちんと盛り込みつつも説教臭くなく、ずっと笑って観られるような作品です。オススメ!