映画っていいねえ。本っていいねえ。

映画や本の感想など。ネタバレ全開なので、ご注意ください。

ショッキングな映画を観たとき、上手く気持ちを切り替える方法はないものか

※当ブログは広告を掲載しています。

映画観賞において感情を動かされるというのは大事なことだと思う。ハッピーになる、泣けるというポジティブなものだけでなく、悲しくなる、怒りを覚える、絶望を感じる等々、ネガティブな感情の動きだって、映画観賞の醍醐味だろう。2時間も観て何も感じず、記憶にも残らない映画体験って何か寂しいじゃないですか。作品と自分との相性というのがあるため、どうしたって感情も動かず、記憶にも残らない映画っていうのは出てきてしまうものだけに、脳みそを掴んでグラングラン動かしてくるような作品との出会いって大切だよなあと思ってしまう次第。

 

とはいえ、あまりにも怖すぎるとか、あまりにも憂鬱な内容だったとかで、後々まで気持ちを引きずってしまうのは困る。絶望的なラストに引っ張られるあまり何もする気が起きなくなったら、日常生活に支障が出てしまうからね!

 

対処法①真逆のテイストの作品で口直し

個人的にショッキングな作品を観たときによくやるのが、明るい雰囲気の作品や可愛いキャラクターが出てくる作品を観賞することでの口直しだ。

私個人の体験談になるが、『ミッドサマー』を観た際に「あかん、これは引きずられてしまう!」と感じたので、慌てて『PUIPUIモルカー』を第1話から第12話まで一気見したことがある。モルモットが車になったという設定の「モルカー」たちが健気に困難に立ち向かったり、やんちゃしたりする姿を見て、私は『ミッドサマー』で受けたショックを癒したのだった。

 

 

 

手元にないのであやふやな記憶で語ることになるのだが、『七つの大罪』の作者・鈴木央さんが過去作『ライジング・インパクト』のおまけページでホラー映画が好きだということを語っていた。ただ、鈴木さんは怖がりでもあるそうだ。私も似たようなところがあるので、よくわかる。怖がりとホラー好きは両立するものである。

鈴木さんは在宅中に怖い映画を見た後は録画した『サザエさん』を流すそうだ。これはいい。『クレヨンしんちゃん』でもイケそうだ。何というか、恐怖の深淵から我々を日の当たる世界に連れ戻してくれるだけの力がある。

この話に影響されたせいか、一時期TSUTAYAで鬱映画をレンタルする際には、笑える作品も一緒に借りるようにしていた。ラース・フォン・トリアー作品と一緒に『HK/変態仮面』を借りたりとか。

 

今だとYouTube動画が充実しているので、ホラー映画や鬱映画の後に見る作品の選択肢も増えて嬉しい限りだ。手堅いところだとやっぱりお笑い動画とか可愛い動物動画だろう。余談だが、最近のマイブームはネザーランドドワーフやチンチラの動画を見ることだ。どっちもちんまりしていて可愛いったらありゃしない。彼らのよちよちとてとて動いている姿は鬱映画で得た心の傷を癒してくれる。

 

 

対処法②不貞寝

別に不貞腐れているわけではないので不貞寝というのは語弊があるかもしれないが、とりあえず寝ることで感情をリセットするのだ。上手く行くとホラー作品を観て震えが止まらなかったのが、寝て起きるとスッキリしていたりする。

ただ運が悪いと映画の内容に関する夢を見てしまうこともある。『呪怨』を観た後で伽耶子に追いかけられる夢を見てしまうみたいな感じですな。私自身もこのパターンをやらかしたことがあるので、絶対にオススメとは言いがたいのが難点だ。

とはいえ、現実逃避の手段として睡眠は捨てがたい。ずっと起きていると、そのことばかり考えちゃうし。

 

 

今のところ、私がやっている対処法はこれぐらいだ。他にも効果的な方法があればいいのだが、なかなか思いつかない。というか、可愛い動物動画で口直しが個人的には最強過ぎて、他の方法を模索する必要がないというのが正しかったりする。

冒頭にも述べた通り、映画観賞における最大の醍醐味は「感情が動かされること」だと個人的には思っているので、これで悩むことができるのは幸せなのかもしれない。

 

 

 

せっかくなので、私が過去に観賞した映画や書籍のうち、後々まで引きずるレベルでショックを受けた作品を挙げてみたい。ちなみに過去にトラウマ映画について語っているので、今回はその記事で紹介した作品以外をリストアップしようと思う。

nhhntrdr.hatenablog.com

この続きはcodocで購入